最期のありがとうまでを一緒に

 

りっか動物病院獣医師、大山拓です。当院は広島県福山市に2015年3月に開院致しました。
 当院の目標は、病気を治す事ではありません。当院の目標は、飼い主様とその家庭の動物、そして飼い主のいない動物も含めて幸せに暮らしてもらう事です。病気の治療は、その目標のための数ある手段のひとつでしかありません。

 私自身、獣医師として、一人の飼い主として沢山の動物に接してきました。
そこで感じたことは、どうしても訪れる最期のお別れのとき、飼い主様から動物へ贈られる言葉は「ありがとう」か「ごめんなさい」のどちらかである事が殆どだということです。
その子との生活が幸せに満ちていたか。その別れ方に後悔が無いか。
この二つが満たされていれば、悲しい最期のお別れのときにも飼い主様は、動物にありがとうと、声をかけてくれます。最期に飼い主様がありがとうと言える、動物がありがとうと言ってもらえる、そんな形を少しでも増やしていきたい、それがりっか動物病院の究極の目標です。

この目標を達成するためには、病気を治すだけを考えていては全然たりません。その治療に対する飼い主様の納得が何より重要です。そして、病気や怪我をしないためだけではなく、楽しく過ごすための適切な飼育環境づくり、捨てられた動物たちに新たに愛してくれる人を探すことなど、行なうべきことは沢山あります。

目標のため、当院では特に以下の3つの事に力をいれて活動致します。

・犬、特に子犬のしつけ

・犬、猫以外の小動物の診療

・地域猫活動


みなさんと動物たちが出会い、幸せに過ごして、最期のありがとうまで、
りっか動物病院は全力でサポート致します。

獣医師紹介

 

大山拓

 

 東京で産まれ、その後北海道、青森、宮城と北国で人生を送り、2015年の開業時に初めて西日本にやってきました。

 生き物全般好きですが、一番好きな動物はと聞かれればやはりうさぎが一番好きです。

 また、獣医学生時代に学生による捨て犬保護団体「犬部」に所属し、今でも自分なりの保護活動を続けています。

 診療では、一方的な診療にならない様に気を付けています。 

 

所属学会

日本獣医エキゾチック動物学会

鳥類臨床研究会

日本獣医動物行動研究会 

「りっか」の由来

 

りっかとは漢字で「六花」と書きます。雪の結晶の別名です。

 私は縁あって広島県で開業させていただきましたが、人として獣医師として、北海道、東北に育ててもらったと思っています。

 私たち夫婦は二人とも青森の獣医大学を出て、仙台の動物病院に就職して仙台で過ごしてきました。

いざ、東北を去るときに思ったのは、獣医として東北の人たちに育ててもらったんだなあ、という事です。

それは、大学の先生や動物病院のスタッフだけでなく、診察した動物たちや飼い主様など私たちの周りのすべての人たちです。

そして、仙台で東日本大震災も経験しました。

様々な経験のすべてが私の糧になってます。

 

東北への感謝の気持ちを忘れずにいるために、北国にちなんだ「りっか」と名前を付けました。

 

 

 

 



関連メディア(全て犬部関係のものです)


「北里大学獣医学部 犬部!」

私が大学生の時に、所属していた大学生による動物保護団体「犬部」の活動をノンフィクションライターの片野ゆかさんがまとめて下さったものです。私も登場します。

「ツヅキくんと犬部のこと」

前述の「犬部!」がコミック化されたものです。この漫画の主人公の「ツヅキくん」は私がモデルになっています。



「犬は愛情を食べて生きている」

犬部の創始者である太田快作獣医師のノンフィクションストーリーです。

取材協力という形で私も少し登場します。

「犬部!」

犬部の活動が映画になりました。エピソードは全てフィクションになります。

取材協力者という形でエンドロールに私の名前が出ます。